オーストラリアの学生ビザ申請と出身国の関係性
- 2020/08/05
- 2020/08/06

こんにちは、ACCキャリアコンサルタントのMikaです。
学生ビザのルールは渡航される国によって大きな違いがありますが、今日はオーストラリアの学生ビザ申請に大きく関わるポイント「出身国」について、少し掘り下げてご紹介します。
オーストラリアの学生ビザ申請には、どこの国出身かが強く影響する?!
オーストラリア移民省は、ビザ申請者に対してそのビザを認可して問題がないかどうかをあらゆる条件、書類で審査します。
この審査条件に大きく関わってくるのがビザ申請者の出身国。
オーストラリア移民省は、ビザの申請目的のために各国をレベル1, 2, 3…といった形でランク分けしています。このランクの基準は様々ありますが、オーストラリアとして、外国から人は来て欲しいものの、誰でも良い分けじゃない、自国に危険を及ぼすような人物だったり、違法滞在•労働をするような人は避けたい、というのがあります。このような観点から、その国の治安、政治•経済的状況などを鑑みて、ランク付けをしていると思われます。
幸いなことに日本はトップのレベル1に入っているので、ビザの申請基準は他の国に比べて易しめ。
ちょっと話が脱線しますが、去年、日本のパスポートは信用度世界1位とある調査で発表されましたよね。これはコンサルティング会社「ヘンリー&パートナーズ」が定期的に行っている調査で、ビザなしで外国への渡航が可能な国の数を「パスポートの強さ」としたリサーチです。この調査によると、前年までシンガポールと同率だった日本のパスポートが、2019年段階で単独1位を獲得。こういった信用度の高さも、オーストラリアの学生ビザ申請に影響を与えていると思います。
話を戻しますが、この移民省が定める国レベルによって、ビザ申請時に求められる基準が異なりますし、ビザが認可されるかどうかの確率も変わってきます。
以前レベル3の国出身の方をサポートさせていただく経験がありましたが、当時10人申請して認可されたのは1人。レベル1の国であれば、よっぽどのことがない限り10人中10人が認可されることがほとんどですから、この国レベルによって異なる条件をしっかりとクリアする必要があります。
実はこれと合わせて、就学先になる「学校」もランク付けされているのをご存知でしたか?これも様々な条件でレベル1,2,3…と分かれていますが、実際のビザの審査では「学校」のランクと「出身国」のランクが掛け合わさって最終決定がされます。なので学校選びもとっても大切になるんですね。
このブログを読んでくださっている方は「日本のパスポート持ってるし、全然気にしなくて大丈夫じゃん」と思われている方もいらっしゃるかもしれませんが、確かにそもそも日本がレベル1と認定されていること自体は他の国出身の方に比べてかなり優位です。しかし、ビザを申請する方のこれまでの渡航歴だったり、ビザの申請状況だったり、様々な条件が重なり合って、レベル1のランクにいても気をつけなければいけないことがあったりします。
ビザ申請はこのように大まかな基準があっても、結局は十人十色。ビザエージェントに相談をするのはもちろん、ビザに詳しい留学エージェントにしっかりと事前に相談してサポートしてもらうことも大切になります。
星の数ほどある留学エージェント、どれを選べばいいかわからない…という方はぜひ留学エージェントの選び方いろいろで私自身が留学した時にどんなふうに考えてサポートをお願いしたかを詳しく書いていますので、ぜひ読んでみてくださいね。
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