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今更聞けない、オーストラリアのワーホリビザを徹底解説!申請方法や条件、費用など

こんにちは、オーストラリア•キャリアセンター(ACC)のMikaです。
当ウェブサイトをご覧いただき、ありがとうございます。

悩む人

オーストラリアにワーキングホリデービザで渡航したいと思っています。申請の条件や費用など詳細を教えてください。

今日はこんな疑問にお答えします。

本記事はこんな方におすすめ

  • 海外ワーキングホリデーに興味がある
  • オーストラリアのワーキングホリデーに興味がある
  • オーストラリアを含め、ワーキングホリデーでどこの国に行くか検討している

本記事の信頼性

3年半の留学について赤裸々に語っている留学体験談は、おかげさまでたくさんの皆さんから共感をいただいています。

ACC Mika

オーストラリアは、コロナ前は全世界から毎年20万人以上のワーキングホリデーメーカー(ワーキングホリデービザーで滞在する人)を迎え入れていた、人気のワーホリ先の一つです。

オーストラリアの国境がオープンしそうなニュースも舞い込んできましたので、改めてオーストラリアのワーキングホリデービザについて、申請条件や費用、申請方法などの詳細を徹底解説していきたいと思います。

そもそもワーキングホリデー制度とは

ワーキングホリデー制度とは、二国間の協定に基づき、若者に対して1年間の休暇滞在の機会と、それを補うための一時的な就労の機会を与える制度です。

国際的な視点を持った若者の育成、両国間の相互理解や交友関係の促進を目的とした、両国の信頼関係のうえに成り立っている制度です。

日本は現在、英語圏ではオーストラリア、ニュージーランド、カナダ、イギリスと協定を結んでいますが、オーストラリアと日本は1980年から協定を結んでおり、ワーキング・ホリデー制度の中で一番歴史の古い国でもあります。

自然のそばでゆっくりと暮らしたり、旅行をするにはもってこいのオーストラリアは、全世界から毎年20万人以上のワーキングホリデーメーカー(ワーキングホリデービザーで滞在する人)が入国していると言われています。

日本からも毎年9,000人弱の利用者が渡豪する、最も人気の高い国の一つです。

オーストラリアのワーキングホリデービザの詳細

年齢
18歳以上、30歳以下(申請が受理された時点での年齢)
ビザ申請費用
AUD$495 ※2021年11月時点
ビザ申請方法
オンラインでオーストラリア国外より申請
※セカンド(またはサード)ワーキングホリデービザの場合にはオーストラリア国内からも可能。
ビザ申請に必要なもの
有効期限が切れていないパスポート、クレジットカード

パスポートの有効期限は6ヶ月以上残っていることを確認しましょう。もし6ヶ月を切っている場合には、パスポートを更新してからワーホリビザを申請することをおすすめします。

ACC Mika

オーストラリアのワーホリビザの年齢制限は35歳までじゃないの?

2019年7月にワーキングホリデービザに関する大きな変更がありましたが、実際に対象年齢が35歳まで引き上げられたのはカナダとアイルランド、フランス国籍のビザ申請者のみです。

日本国籍保持者のワーキングホリデービザ申請年齢制限は引き続き18歳から30歳までで変更ありませんのでご注意くださいね。

オーストラリアのワーホリビザの有効期限は?

オーストラリアのワーキングホリデービザの有効期限は、オーストラリアへ入国してから1年間です。

ワーホリビザが認可となってから1年以内に渡豪をすれば、自動的にビザが有効となり、1年間の滞在が許可されます。

セカンドワーホリ(ワーホリ2年目)について

2005年より「セカンドワーキングホリデー」という制度が実施されています。

これは、指定された地方エリアで3ヶ月(88日)以上の季節労働を行った場合に、2年目の延長が認められるという制度です。

どこのエリアが指定されているかは郵便番号で管理されていて、オーストラリア移民省のウェブサイトで確認ができます。

代表的な季節労働としては、農作物の収穫(ピッキング、パッキング)や家畜の世話が挙げられます。

2021年〜季節労働の新ルール

指定された地方エリアの中でさらに①Northern Australia、②Remote Australia、③Very Remote Australiaと新たに指定されたエリアでホスピタリティ系の仕事(シェフやツアーガイド、ダイビングインストラクターなど)に従事した場合、セカンドワーキングホリデー申請に必要な労働日数としてカウントされることになりました。

従来の地方エリア内でホスピタリティの仕事をしてもセカンド用の労働日数としてカウントされないため、人手不足が深刻な特定エリアだけが対象となる特別ルールです。

労働日数としてカウントされるのは2021年6月以降の分から、対象となるのは2022年3月以降にセカンドワーホリビザを申請する方になりますので、ご注意くださいね。

3ヶ月(88日)以上の労働は、連続して3ヶ月である必要はなく、雇用主が途中で変わったり、また複数の仕事を掛け持ちするのもOKです。

季節労働ということもあり、天候の影響を受けて仕事がある日、ない日があるため、実質3ヶ月以上の時間をかけて必要な労働日数を満たす人が多いです。

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また、2015年9月より、WWOOF(ファームでの仕事を無償で提供する代わりに、雇用主から食事と宿泊場所を提供してもらうという制度)のようなボランティアワークではセカンドワーホリの申請はできなくなりました。

セカンドワーホリビザを検討している方は、ボランティア作業ではなく、有給で仕事ができる場所を探すようにしましょう。

無事に仕事がスタートしたら、給与の明細書(Pay Slip ペイスリップ)をきちんと保管しておきましょう。ビザ申請時に必要になります。

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サードワーホリ(ワーホリ3年目)について

2019年7月以降、日本国籍の方でセカンドワーホリ中に指定された地方エリアで6ヶ月(179日)以上の季節労働に従事することで、3年目のワーキングホリデービザ(サードワーキングホリデー)の申請ができるようになりました。

労働日数以外は基本的にセカンドワーホリを申請する際の要件と基本は同じなので、2年目と同様、有給の季節労働を探すようにしましょう。

オーストラリアのワーホリビザでできること

ワーキングホリデー期間の1年間に許されていることは下記の通りです。

  • 1年間のオーストラリアへの滞在
  • ビザの有効期限内であればオーストラリアへの出国•入国が無制限に可能
  • 最長4ヶ月間(17週間)学校に通うことができる
  • オーストラリアでの仕事は、同一雇用主での雇用は最長6ヶ月まで、というルールを守れば、基本自由に仕事ができる

一部の地域での仕事や一部の職種では12ヶ月間同一の雇用主のもとで仕事をすることができます。詳しくは移民省のウェブサイトでご確認ください。

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ワーホリビザの就労制限緩和

2022年1月現在、新型コロナウィルスの影響を受けて、職種や地域を問わず、ワーキングホリデービザ保持者に対する6ヶ月間の同一雇用主のもとでの就労制限が免除されています。これは2022年末までの一時的な措置です。詳細は【2022年1月最新】オーストラリアの学生•ワーホリビザの申請費用が一時的に無料に?!をご確認ください。なお、あくまでも一時措置のため、オーストラリア政府の意向でルールが変わる可能性がありますので、ご注意ください。

オーストラリアのワーホリビザの申請条件

オーストラリアのワーキングホリデービザの申請条件は下記の通りです。

  • 年齢が18歳以上、30歳以下(申請が受理された時点での年齢)であること
  • これまでオーストラリアのワーキングホリデービザが認可されたことがない
  • オーストラリアに滞在するために必要な資金があること(帰国時の航空券代及び1年間生活できる資金があること)
  • 健康であること

オーストラリアのワーホリビザの発給は一生に一回のみ。他国へのワーキングホリデー経験の有無は問いません。

ACC Mika

ワーホリビザ申請に残高証明は必要?

ビザの申請画面で十分な資金があると申請する必要がありますが、日本国籍の方であれば追加で銀行の残高証明書を求められることはほとんどありません。

もしそのような場合は移民省から追加調査として連絡があります。

ワーホリビザ申請に健康診断は必須?

オーストラリアのワーホリビザ申請に健康診断は必須ではありません。

語学学校に通う予定の方や医療関係の仕事に従事する予定がある方は、ビザ用の健康診断を求められることがありますが、その場合は移民省から健康診断を受診するように連絡がありますので、まずは移民省からの連絡を待ちましょう。

ワーホリビザ申請は時間がかかる?

オーストラリアのワーホリビザは、学生ビザ申請と比べると比較的簡単で、必要な情報や書類が揃っていれば2〜3時間で完了できます。

なお、ワーホリビザは即日認可になることも多いですが、場合によっては時間がかかることもあるので、出発時期に合わせてある程度余裕を持って申請してみてくださいね。

オーストラリアのワーホリビザはオーストラリアで自由に1年を過ごせるビザ!

今回は、オーストラリアのワーキングホリデービザの詳細をまとめました。

ACCセンター長の岡もここオーストラリアでの生活はワーホリからスタートし、ワーホリのおかげでその後の人生を見出すことができました。

ワーキングホリデー期間中の時間の過ごし方は人それぞれです。

特に制約はありませんので、真っ白なキャンバスに思い思いの過ごし方を描いてくださいね。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

この記事を書いた人

Mika

オーストラリア、パースで20代後半から英語力•スキルを身につけるための留学を敢行。留学で得た経験を活かして、ACCのキャリアコンサルタント、グラフィック&ウェブデザイナーとして活躍中。愛犬とパースの自然、飾らないライフスタイルが大好き。

ACCのスタッフは全員オーストラリア長期留学経験者

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