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【パース留学日記12】専門コースでの挫折

こんにちは、ACCキャリアコンサルタントのMikaです。

【パース留学日記11】決断でお話しした通り、ビジネスコースからグラフィックデザインのコースへと大きく方向転換をした私。

本当に出来るかな…という不安を完全に消せたわけではありませんでしたが、決断したからこそ一生懸命やろう!と意気込んでいました。

そしていよいよコーススタート初日。
クラスに行ってみると、クラス全体で約20人ほどいる学生の中で留学生は私を含めて3人だけ。残りは全員オーストラリア人でした。

私と同じ留学生は一人はミャンマー出身の女の子と、モーリシャス出身の男の子。
どちらもフレンドリーでしたが、私はここでもまたもや緊張でガチガチでした(笑)。

そして、英語コースの時の挫折とは比べものにならないほど大きな壁にぶつかります。

専門コースでの挫折①英語が全くと言っていいほど聞き取れない!

初日こそ授業らしい授業はありませんでしたが、2回目の授業からは本格的な勉強へ入っていきました。
ここで一番ショックだったのは、とにかく先生が言っていることがわからない、ということ。

英語コース時代は、クラスメートの言っていることがわからなかったとしても、先生の言っていることは大体わかりました。
でもそれは先生が英語を勉強する学生たちにわかりやすい英語で話してくれていた、ということだったんだと思います。

私が通ったTAFE(テーフ)という専門学校は、私のクラスがそうだったように、地元のオージーの学生も通う学校です。そしてグラフィックデザインのようなコースはオージーには人気がありますが、直接的に永住権に結びつくコースではないという理由で、留学生にそこまで人気のあるコースではありませんので、コース全体の人数の中でも留学生は10人いるかいないか、というくらいでした。

当たり前のことですが、専門学校は専門的なスキルや技術を学ぶ場所であり、英語を勉強する場所ではありませんので、留学生のためにゆっくり話す、留学生のためにわかりやすく説明をしてくれる、というような配慮はありません

ただ、ほとんどの先生がとてもフレンドリーですし、わからないことがあって質問をすれば丁寧に説明してくれたり、アドバイスをしてくれます。
しかし、当初の私は何がわからないのかもわからないくらい、すべてに対して「?」でした。苦笑
英語「を」学ぶのではなく、英語「で」何かを学ぶ、というのはこんなに大変なのか、と実感した瞬間でもありました。

と、同時に、あれだけ必死に英語を勉強したけど、やっぱり全然英語力が足りなかったんだ…(涙)と、かなりショックを受けていました。

専門コースでの挫折②専門用語、ソフトの使い方が全くわからない!

プラスして私の頭に「?」マークを増やさせたもう一つの大きな原因は、印刷技術やデザインにかかわる専門用語が多いことと、今まで使ったことのないソフトウェアの使い方を当たり前ですが英語で説明をされ、それが全く理解できない、ということでした。

これは特に私のように未経験の分野に挑戦する場合により大きな壁と感じることだと思います。

クラスメートのミャンマー出身の女の子も私と同様に未経験でデザインの勉強をし始めたので、彼女は軽くパニックになっていました。

まず英語が早くて聞き取れずに、専門用語が来てさらに分からず、いつの間にかソフトの使い方の説明に進んでいて、ほぼ理解できていないまま授業が進むという、まさに負のスパイラル。苦笑

こうして自分の英語力のなさと、未知の世界へ飛び込んだからこそ先生が話していることがまるで宇宙語のように聞こえてくるような状態で(笑)、「頑張ろう!!」と意気揚々とスタートしたのに、始まって2週間くらいで「あ、辞めた方がいいかも」と思うようになりました。苦笑

それでも何とか続けたからこそ今があるのですが、「もう辞めよう…」という気持ちは「いや、頑張る!!」という真逆の気持ちと揺れながら、この後2、3ヶ月ずっと思い続けることになります。その続きはまた次回。

この記事を書いた人

Mika

オーストラリア、パースで20代後半から英語力•スキルを身につけるための留学を敢行。留学で得た経験を活かして、ACCのキャリアコンサルタント、グラフィック&ウェブデザイナーとして活躍中。愛犬とパースの自然、飾らないライフスタイルが大好き。

ACCのスタッフは全員オーストラリア長期留学経験者

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