留学•就職体験談
Testimonials

パースでデザイナーとして
活躍するために英語力をUP

岸野 良香さん

YOSHIKA KISHINO

海外へ興味を持ったきっかけは?

父の影響で小さい頃からずっと洋画を見ていて、外国の雰囲気が大好きでした。
また、私が6歳の時から両親がホストファミリーとして外国人留学生の受け入れをスタートし、初めて受け入れたのが、パース出身の大学生でした。そこから親交を深め、お互いにパースと日本を行き来するようになり、海外への興味が一層増していったのですが、実は英語の勉強が大の苦手で。苦笑

当初は関西外国語大学への進学を目指していたのですが、父から「将来のためにスキルを身につけた方が良い」というアドバイスもあり、自分を見つめ直してみたときに、昔から何かを作るのが大好きで、美術の成績が良かったこともあり、美大へ進むことを決心しました。

パースに来ることになった経緯を教えてください。

大学ではグラフィック•デザインを学ぶ傍らで、ずっと海外に行きたいという気持ちを持ち続けていました。一度大学の交換留学制度で留学を、とも考えたのですがチャンスに恵まれず、そのまま日本でデザイナーとして就職しました。

デザイン自体は大好きだったのですが、情報誌制作やパッケージなど、形に残る仕事をしたいと思っていたにも関わらず、配属先がそれ以外のデザインを作る部署で、正直「あまり楽しくない」と思うことも。
しかし、働いている仲間や社風に助けられ、3年も過ぎると やれることが増え、クライアントとの信頼関係も築けるようになり、どんどん仕事が楽しく なってきました。同じ頃に将来を考えるパートナーとの出会いもあり、順風満帆に見えたが、 一方で海外への情熱は捨てきれず、「本当にこれで良いのか?」という思いも同時にありました。
2015年に大切な人との別れを経験し、心身ともに抜け殻になった時期があって。そんな時「自分の人生を歩みたい」と強く思い、今度こそという思いでオーストラリアへ行くことを決心したんです。 ところが両親は大反対。職場でも強く引き止められ、説得にはかなりの時間がかかりましたが、ホストファミリーとして受け入れてからずっと仲の良かった友人のいるパースに行くこと、そして3ヶ月以内に自分がやりたいと思っていた情報誌制作の仕事が見つからなければ日本へ帰ることを条件に、2016年12月にパースに来ました。

厳しい条件でしたが、実際にパースに来てみていかがでしたか?

おかげさまで運良く日本語情報誌『エキスパース』のデザイナー職の面接を突破することができ、パースでの生活をスタートすることができました。
しかし、英語力がゼロに等しい状況でパースに来たので、仕事上でもわからないことが多く、英語の勉強もしっかりと取り組まなければいけない、痛感しました。

現在は学生ビザに切り替え、学業と仕事の両立を図っています。
正直、パースで英語の勉強をし始めて、初めて英語の勉強が楽しいと思えました。
今後は仕事でもっと英語を活かしていけるようにするのと同時に、デザイナーとしても成長していきたいです。

また、沢山の人に支えてもらって今の自分があるので、今後は自分と同じように留学をしたいけどなかなか踏み出せない、という人たちの背中を押して支えれるような存在になっていきたいです。