英語の資格を取りたい!と考えているあなたは、将来英語を使って仕事をしたいと考えている、または現在英語に関わる仕事をしている方なのではないでしょうか。オーストラリアでの長期留学や就業を目指すための英語資格ももちろんですが、最近では日本の就職シーンにおいても、英語の資格を持っていると有利に働くことが非常に多いようです。
オーストラリアで取得できる英語の資格はどういったものがあるのでしょうか?下記で具体的にご紹介していきます。
英語力を【リスニング】【リーディング】【ライティング】【スピーキング】の4分野から総合的に判断する英語能力試験で得られる資格の中で、代表的な3つをご紹介させていただきます。
TOEICは世界約150カ国にて実施され、日本での英語力証明と言えばTOEIC!と言えるほど深く浸透しています。「リスニング」と「リーディング」の2セクションから構成され、10点から990点までのスコアで評価されます。日本企業においても、英語と関わるような仕事のポジションでは、応募基準のひとつとしてTOEICのスコアを取り入れていく企業が多いです。
イギリス、カナダ、ニュージーランド、アメリカでも英語力を証明する基準として広く使用されているIELTSは、オーストラリアでは専門学校や大学などの進学時の英語力証明や永住ビザなどのビザ申請の際の英語力証明としても使われています。TOEICと比べると試験対策が難しく、試験会場や地域、その回のテスト内容によっても結果が大きく左右されることもあります。今後オーストラリアでの進学、ビジネス・永住ビザなどのビザ申請を予定されている方は特に注目していただきたい資格です。
日本ではあまり認知度が高い検定ではありませんが、ヨーロッパを中心に活用されている世界的な検定試験です。ケンブリッジ検定も4つ基本要素(リスニング、リーディング、ライティング、スピーキング)を全て考査されます。ケンブリッジ検定は、5レベル(KET, PET, FCF, CAE,CPE)に分かれており、総合力で合否が判定され、TOEICやIELTSと違い一度認定を受けると、その資格は一生涯有効というメリットもあります。
日本での就職に役立てるため、TOEICで高得点をゲットしたい!と考えると、まず先にTOEICのテスト対策が頭に浮かぶのではないでしょうか?
オーストラリアで英語の資格対策をしていくには、IELTSやケンブリッジ検定に向けた学習をしていくことが望ましいでしょう。IELTSやケンブリッジ検定は、英語の基礎が構築されていないと、高得点を狙うことは難しく、これらの対策を通じて、総合的な英語力が上がっていくことが期待できるからです。TOEICのスコアアップを目指している方であっても、オーストラリアで英語を学ぶ場合には、IELTSやケンブリッジの対策をすることが、結果としてTOEIC高得点への近道であると言えるでしょう。
TOEIC | IELTS | ケンブリッジ検定 | 英検 |
---|---|---|---|
– | 8.0 – 9.0 | CPE | – |
870 – 990 | 7.0 – 7.5 | CAE | 1級 |
740 – 870 | 6.0 – 6.5 | FCE | 準1級 |
550 – 740 | 5.0 – 5.5 | – | 2級 |
450 – 550 | 4.0 – 4.5 | PET | 準2級 |
291 – 440 | 3.0 – 3.5 | KET | 3級 |
※上記はあくまでも目安です。
専門職での英語力を証明していきたい方、またはこれから専門領域へキャリアを伸ばしていきたい方は、専門分野に特化した英語試験の対策をしていくことも選択肢の一つとなります。例えば、【翻訳】【通訳案内士】【観光】【会計】【医療】など、多様な専門分野の英語能力資格試験があります。ただし、その資格試験が、どんな資格なのか、何に有利になるのか、国際資格なのか、などはしっかりと事前に調べてから取り組むのが良いでしょう。
オーストラリアで人気の英語資格試験の一つに、「英語教師」の資格があります。英語を母国語としない人たちに向けた英語指導資格「TESOL (Teaching English to Speakers of Other Languages)」は、12歳以上の生徒や大人に対して、英語を指導するスキルを身につける資格です。児童向けに特化する場合には、「TECSOL(Teaching English to Child Speakers of Other Languages)」という資格になります。どちらも世界中で英語を教えるための国際資格となります。
オーストラリアで上げた英語力を、資格として証明、その後の仕事へつなげることができる分野として人気です。