ニートだった私が留学、海外就職を経て会社経営者になるまでのブログ

社会→会社→自分、から社会→自分へ ~サラリーマンから事業主へ~

更新日:2016/09/22

パース支店の4年賃貸契約が終わりを迎えた2014年の年始。

1月には人材紹介・派遣部門、及び留学部門の部門長がパースへ出張の上、今後のビジネスプランを協議の上、オフィスの賃貸契約延長手続きに入りました。

「当分は今のオフィスでしのぐような感じになるかも知れないけど、チャンスがあれば大きくしていこう」

そんな感じで契約に向けて動いていた矢先、社長から会社の方針を抜根的に見直す方針が打ち出されました。

会社のローカル化。

多くのオーストラリア進出の日系企業が目指す、ローカルマーケットへの参入を実行することになりました。
株式会社という形式上、株主が期待する展開、即ち多くの利益を生むであろう展開を求めた社長が考えたプランは、今後のオーストラリア経済の動向を鑑みるに、理解出来ない方針ではありませんでした。

遠隔都市となるケアンズ、アデレード、パースは閉鎖の後、各支店の人材を東海岸に集約するとのこと。

私もメルボルン支店の支店長が部門長と兼任していたことを受け、メルボルンへの異動を打診されました。
この会社に入って初めて、社内では初めての昇進のお話しです。
(パース支店長就任は、当初のシドニー人材部門長予定からの降格人事でした。笑)

しかしながら、この仕事を通してオーストラリアと日本を繋ぐ仕事がしたい、という思いが強くなっていた時期でもありました。

資源ブームも収束に向かい、ここから数年は厳しい時期になる、ということは私も今後の展開予測報告で記載していましたが、まさかパース支店を閉めるというのは予想外でした。

「メルボルンで一緒に頑張ってほしい」

上司でも先輩でもありましたが、それ以上に同じ支店長として苦楽を共にしてきた部門長の言葉は有り難く思いましたが、留学時代を過ごしたメルボルンは個人的に気候が合わないこともあり、数日時間をもらうことに。

「あー、どうしよ」

それしか頭に出てこない。
パース支店閉鎖の話を聞いた日は唖然茫然で思考回路が停止していましたが、翌日冷静になって考えた時、頭にポンと浮かびました。

「これって、独立するタイミング?」

マーケット的に景気が厳しくなることは間違いない、と思ったパースでしたが、株式会社として納得できる利益は出ない可能性は高いものの、個人でやるには生きていけるくらいの利益は出るのでは?

急ぎPCのエクセルを立ち上げて売り上げや経費の予想を試算。

「全豪規模の会社の看板がなくなるから、顧客の7割が離れることを想定して・・・」

出た数字は決して大きな利益ではなかったものの、半年乗り切れれば生きていくには何とかなる数字でした。

「ピンチをチャンスにしなきゃいけない時が来たってことか」

数日時間が欲しいと言っていたものの、すぐに電話をつかんで上司へ相談。

「え!?辞めるってこと!?」

上司もまさか!という反応でしたが、今までの経緯や自分のやりたい仕事への思いを伝えたところ、上司もしぶしぶながら理解してくれました。

最後には留学部門の上司も最大限の配慮はするよ、とも伝えてくれ、パース支店の顧客をそのまま私の会社で引き続きサポートすることで、少しばかりながら最初から仕事としてお金も入るように手配してくれました。

支店閉鎖が決まったのが3月半ば。
そこから残ったスタッフと大急ぎで閉鎖準備。

1ヶ月後、パース支店はなくなりました。

立ち上げから携わらせてもらったパース支店。
思い入れたっぷりです。

最後の支店ミーティングではさすがに言葉が詰まりました。

会社の方針とはいえ、長期的に見ればまだまだ発展する可能性のあるパース支店を志半ばで終えなければいけないという事実。
それまで一緒に頑張ってくれていたスタッフへの申し訳なさ。
自分の無力さに涙がこぼれました。

「このままじゃ絶対終れない」

まだいるパースのお客さんへのサポートも含め、まだまだ自分ができることはあるはず。
正直、独立にあたって明確なビジネスプランなんてありませんでした。
ただ、今いるお客さんを無責任に放置したくないし、自分がこの仕事が本当に好きなんだと気づけた、ただそれだけでした。

パース支店閉鎖から1週間後、ACCを含む今の会社が始動しました。

ちょっと無理をして、予算オーバーながら立地も良かったので、今までのパース支店の真横に30㎡程の小さなオフィスを借りました。
「大分小さくなっちゃったけど、今自分達が出来ることを大切に、ここからまた頑張ろう」

2014年4月、こうしてACCは営業を開始しました。
自分の会社となって何から手を付けて良いやら?
支店立ち上げの経験が生きてきます。


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