ホームステイを申し込む前に知っておきたいこと3つ
- 2014/04/28
- 2020/07/10

こんにちは、ACCキャリアコンサルタントのMikaです。
今日は少し話題を変えて、ホームステイについてお話ししたいと思います。
ホームステイとは、その土地に住むネイティブスピーカーの家族と一緒に暮らす海外滞在方法の一つで、英語の勉強になるのと同時にお互いの生活様式や文化を理解する良い機会であり、特に海外留学の最初に利用する方が多いです。ホームステイの内容は斡旋している会社やそのファミリーによっても異なりますが、基本的にはその家族のお家の一室を借りて、平日は朝晩2食、土日はお昼も含めた3食の食事付きになります。
初めての土地で右も左も分からないからこそ、最初は現地の人と一緒に暮らすことで、自分の生活の基本をまず作りたい…そんな風に思われる方にはぜひぜひオススメしたい滞在方法です。しかし!
実際にホームステイをしてみて、「こんなはずじゃなかった」「思い描いていたもの全然違う…」というお声があるのも現実。
私自身、イギリスとここオーストラリアのパースで2回ホームステイを経験していますが、それぞれとても素敵なご家庭で、とても良い思い出があるのと同時に、「うーん…何か違う」と思う体験をしました。今では勉強になったな、と思っていますが、自分の体験や生徒の皆さんから伺った体験談が今後留学する方のお役に立てばと思い、ホームステイを申し込む前に知っておきたいこと3つお話しさせていただきます。
ホームステイについて知っておきたいこと①ホームステイはビジネス?
ホームステイと言えば、家族みんなで今日あったことなどを話しながら食事をとり、週末は一緒に出かけて…ということをイメージされる方が多いのではないかと思います。実際にそういったご家族ももちろんいます。私がイギリスでホームステイをしていたときは、一人暮らしのおばあちゃんのお家でしたが、隣に子どもと孫が住んでおり、一緒に出かけたり、孫と遊んだり、おばあちゃんとは一緒に映画を見たりしました。ホームステイの最終日には孫たちから手紙をもらい、「行かないで」と泣かれて私ももらい泣き…ととても素敵なホームステイでした。
そういった家族がある一方、ホームステイも家庭に入る大切な収入であることから、ビジネスとしてとらえて、自分の家の空き部屋を留学生に貸し出す、という家族もいます。それは間違っていませんし、欧米社会ではビジネスはビジネス、とドライに考えることも当たり前です。また、そのような考えでなかったとしても、働き盛りの30〜40代の家庭であれば仕事で忙しく、なかなか一緒の時間を過ごすことができず、留学生は一人で過ごす、ということもあります。もしホームステイ先がそういったご家族であれば、残念ながら上記のような自分も家族の一員として過ごすようなことは難しいかもしれません。
ホームステイについて知っておきたいこと②「言わなくてもわかってくれる」はない
日本では、相手の気持ちや考えを察することが重要ですが、欧米では逆に自分の意見をはっきり伝えることが大切です。だから、言わなくてもわかってくれるだろう…と期待しても、わかってはくれませんし、もしそれで自分がストレスを溜めてしまったり、イライラしてしまったら、相手もなぜあなたはそんなにイライラしているんだろう?とわけがわからないままミスコミュニケーションに陥ってしまう可能性もあります。
プラスして注意したいことは、嫌なことはきちんとNOと言うことです。これまた日本と大きく文化が違うところですが、日本ではあまりはっきりとは言わず、オブラートに包んだ方が良いですが、こちらでオブラートに包んではNOの気持ちがきちんと伝わらないことが多々あります。全く逆の文化にいきなり慣れろ、と言われても大変だと思いますが、気持ちとしてしっかりと持っておいていただきたいのは、NOと言うこと=失礼、ではない、ということです。それをわかっていれば、最初は言いづらくてもだんだんと慣れていくことができるでしょう。
ホームステイ先は、日本ではなくあなたが行きたいと思った国で暮らす家族です。豪に入っては郷に従えということわざがありますが、その国や家族には、彼らのルールや生活のスタイルがありますので、「日本ではこうなのに…」と思わずに、ポジティブに「こんな違いがあるのか!面白い!」と一度認めて、受け入れてやってみましょう。ただどうしてもこれだけは無理…ということを無理して我慢する必要はありませんので、そういった場合はホームステイ斡旋業者や留学エージェントに相談してみてくださいね。
ホームステイについて知っておきたいこと③ホームステイは相性
それを言っては元も子もない…と思われるかもしれませんが、最終的にはホームステイは相性です。いくら自分のホームステイ先がとても評判が良く、これまでの留学生も全員ハッピーだったとしても、あなたとその家族が合うかどうかはわかりません。
実際に、私はパースでのホームステイ先は今までの生徒さんからもとても評判が良く、留学エージェントの方からは当たりだね!とも言われましたが、色々あり、当初8週間の予定だった滞在期間をお互い合意の上で7週間に変更しました。当時は「何なの!!」と腹を立てたこともありましたが、今ではホストファミリーも悪気があったわけではなく、またどちらが悪いということでもなくただ合わなかった、ということだと思っています。
②で説明をした通り、豪に入っては郷に従えで相手の文化や生活スタイルを尊重した上で、それでも合わない、ということであれば自分を責める必要もありませんし、ホームステイ先を変えるなり、シェアハウスに移るなり次のアクションに移った方がお互いにとって良い結果になることもあると思います。
いかがでしたでしょうか?また別の機会に私のシェアハウス生活についてもお話したいなぁと思っています!
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